岩手・東山 猊鼻渓 峡谷の紅葉を愛でつつ 舟下り 2002.10.27

岩手県東山町にある猊鼻渓(げいびけい)は、日本100景のひとつ。石灰岩層が、北上川の支流砂鉄川により浸食されてできた峡谷。高さ100mにも及ぶ断崖などが約2km続く。紅葉はすでに見頃の時期を迎えている。そそり立つ岩壁を染める紅葉は、「げいび渓舟下り」から眺められる。船頭さんが棹で舟を操る、往復1時間半のコースだ。岩には、渓谷に睨みをきかす獅子ヶ鼻、大猊鼻岩をはじめ、紅葉の見所錦壁岩、春にはフジで彩られる藤岩など名前がついている。「げいび追分」の唄を聞きながら、舟下りの風情を楽しみたい。紅葉の状況は、今年の紅葉の傾向として多く聞かれる、赤系統が弱く黄色が目に付くということが、ここでも言われている。なお、昨年秋からは、新たにママさん船頭も誕生、げいび渓HPでは、先輩船頭とともに紹介している。活躍を期待したい。舟下りは通年行われるため、雪が降る頃には、屋形舟で鍋やこたつを囲む、こたつ舟も運航される。自然相手の舟遊びだけに、出かける前には、必ず現地の状況を確認してから訪ねたい。

開 げいび渓舟下り 季節により時間帯異なる 秋季 9/1〜11/20 8:30〜16:00
休 無休 天候・条件などにより欠航の場合あり
   (前日の大雨など、増水により危険水域に達すると欠航する)
料 大人1500円 高校生1200円 中学生1000円 小学生800円 幼児100円
交 JR猊鼻渓駅から徒歩5分
駐 有料500円(50台)
所 岩手県東磐井郡東山町
問 0191-47-2341 げいび観光センター http://www.machinet.jp/geibikanko/