北海道・上川　大雪山冠雪　層雲峡へ　紅葉前線降下中　2002.09.25

北海道の屋根、大雪山黒岳への玄関口が上川町の層雲峡。高さ200m程の切り立つ岩壁、柱状節理の見事な角柱が、石狩川沿いにずらりと立ち並ぶ姿は、壮観そのものだ。一方、峡谷には岩肌を伝う美しい滝も多く見られる。8月末に黒岳山頂で見頃を迎えた紅葉前線は、現在5合目、大雪山層雲峡ロープウェイ付近まで下りてきている。麓の温泉街、紅葉谷や流星の滝、銀河の滝付近の木々は、まだ1、2分と紅葉が始まったばかり。見頃を迎えるのは、今のところ9月末か10月初旬からになりそうだ。今年の大雪山の紅葉は、当初、山頂から銀泉台あたりにかけては、鮮やかな色合いより、くすんだ色の報告が多かった。その後冷え込みが加わり、すでに見頃を迎えている大雪高原温泉周辺の沼めぐりコース、黒岳5合目付近からの紅葉は、例年並みの色合いとなってきている。このまま美しい色合いを保ってほしいところだ。大雪山旭岳、黒岳では9/23・24に初冠雪、雪化粧も始まっている。降雪と紅葉のタイミングは、なかなか微妙な関係だ。

北海道上川郡上川町