長野・カヤの平　ブナの森と湿原のニッコウキスゲ　2002.07.12

長野県木島平村にあるカヤの平は、志賀高原の北に位置する高原地帯。カヤの平キャンブ場からシラカバ林などの間を歩くこと30分、標高およそ1550mに、ブナの森に囲まれて、7ha程の北ドブ湿原が広がる。ほーっと一息つきたくなるような箱庭的空間だ。今の時期、明るい草原には黄色いニッコウキスゲの花が、点々と咲き乱れ、花は3、4分咲き。来週には花数も増え、見頃を迎えそうだ。カヤの平は、湿原の植物だけでなく、周辺の樹齢300年を越える堂々たるブナの森も魅力。野鳥の声に耳を澄ませば、心地よい森林浴を楽しむことができるだろう。8/4〜8/6には、この森を舞台に「カヤの平・ブナの森自然劇場」を行う。ゲスト出演する絵本作家いわむらかずお氏の「トガリ山のぼうけん」は、トガリネズミのいるカヤの平に何度も足を運び、イメージを膨らませて描いたと言われる作品だ。当日は、こどもたちを対象に里の川遊び・山の川遊びから、野菜収穫、野外おはなし会、夜の森探検などのプログラムが組まれている。（要予約）

長野県下高井郡木島平村