北海道 利尻富士の眺望と ネムロコウホネ咲く沼 2002.07.09

北海道稚内市の西海岸は、利尻富士と日本海に沈む夕陽を望む、爽快なドライブルート。海沿いの浜勇知には、小さな沼があり、今の時期、水面に広がった緑の葉の合間から、黄色いネムロコウホネの花が、ちょこんと顔を出す。ネムロコウホネは、コウホネより花も葉も小型の愛らしい植物。萼片が黄色い花びら状で、直径は2〜3cm、例年7〜8月に開花する。今年は開花時期が早いため、今月中に訪ねるのがよいだろう。沼には、1周できるよう散策路が設けられている。周辺では、ハマナス、タンポポモドキ、コウリンタンポポ、ハマヒルガオなどが見られ、エゾノヒツジグサも咲き始めた。天気がよければ、花風景の向こうに、雪をわずかに残す利尻富士が美しい。沼のほとりには、「浜勇知展望休憩施設(こうほねの家)」もあるので、屋上からの展望を楽しみたい。売店では、あげいも、いもだんごを各160円で、ほおばることも可能だ。

開 随時
   こうほねの家 GW〜11月初旬  (8月まで 9:00〜18:00 以後 〜17:00)
休 無休 
   こうほねの家 冬期 
料 無料
交 JR稚内駅または稚内空港から車で30分
駐 無料 約20台
所 北海道稚内市
問 0162-73-2125 こうほねの家
   0162-23-6161 稚内市役所 http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/