秋田・鹿角　八幡平大沼　ワタスゲの白い穂　見頃に　2002.06.12

秋田県鹿角市側から、八幡平山頂へ向かうアスピーテラインの途中にある大沼。ブナやアオモリトドマツの森に囲まれた静かな沼のほとりには、木道が敷かれ、1周30分程の大沼自然研究路を散策できる。現在、湿原には、ワタスゲの群落が広がり、白く優しい穂を風になびかせているところだ。これから6月の下旬まで見頃は続くだろう。他に可憐なマイヅルソウやショウジョウバカマ、ミツガシワ、タテヤマリンドウ、イワカガミ、イソツツジ、レンゲツツジなども咲き、花のシーズンは始まっている。白いコバイケイソウも開花しているが、見応えのある群落風景を作るのは、大沼では3年に1度位。今年は残念ながら花数が少ない年のようだ。大沼から歩いて10分の距離には、後生掛自然研究路があり、こちらも訪ねてみたい。紺屋地獄、大湯沼、泥火山などの火山現象が見られ、イワカガミの群落も今が見頃だ。八幡平周辺には温泉が多く、後生掛温泉は、箱蒸し風呂・火山風呂・泥風呂・サウナ風呂・露天風呂など7つの温泉、オンドル式湯治場で有名だ。

秋田県鹿角市