北海道・北大植物園　初夏の薫り　ライラックの並木道　2002.05.14

北海道札幌市の中心部にある北大植物園（北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション植物園）。110年もの歴史を持つ植物園は、13.3haに4000種の植物が見られ、都会の貴重なオアシスとしても親しまれている。園内では、ライラック（リラ）の花が例年より早く開花し、甘い香りを放っている。すでに花は5、6分咲き、今週末には見頃を迎えそうだ。ライラックの並木道は50〜60m程あり、現在咲いているのは、ヨーロッパ産の種類。一般的には、ライラックは紫や白い花が知られているが、2週間程遅れて咲き始める中国などのアジア産の種類の中には、ピンクや赤味を帯びた花も見られることだろう。他に園内で見頃を迎えているのは、ツツジ、ミヤマオダマキ、レブンソウ、ボタンキンバイなど。可憐な高山植物のピークは、例年6月はじめだが、今年は開花が早く、5月いっぱいの見込み。こちらもお見逃しなく。なお、大通公園のライラック並木は、白が満開、紫も8分咲き。ライラックまつりは5/24〜5/26に開催する。

札幌市中央区北3条西8丁目