岐阜・養老　田園地帯に　懐かしい　れんげ草の花畑　2002.04.17

岐阜県の養老町と言えば、「養老の滝」の孝子伝説が思い浮かぶ町。年老いた親をかかえ、一生懸命働く孝行息子が、ある日滝の水を汲んだところ、酒になっており、家にもち帰って父親がそれを飲むと、若返り元気になったという話だ。「養老の滝」近くには、名水百選の「菊水泉」があり、養老山系の水は、今でも酒造りに使われる名水だ。養老山の山裾から揖斐川にかけては、見渡す限りの田園地帯、春の光に微笑むピンクのレンゲ畑が郷愁をそそる。花は見頃を迎え、例年ならば5月なかばまで楽しめるが、今年は開花も早く、5月はじめまでもつかどうかといったところだ。レンゲは特に観光用には栽培していないため、栽培場所も一定ではない。桜井、飯木、大跡、鷲巣など町内各所で見られるが、あくまでも私有地なので、マナーを守って見て欲しい。町内の玉泉堂酒造では、岐阜県花レンゲの蜂蜜を用いて造られたレンゲのリキュール”リック・ミネット”を販売。レンゲの花色を彷彿させるピンクのほんのり甘いお酒だ。

岐阜県養老郡養老町