愛知・渥美 シデコブシ群生地にも 春の気配 2002.03.20

愛知県渥美町は、早春のナノハナで有名な花の町。一方、山裾では、白や淡いピンク色をしたシデコブシの花がほころび始め、春の訪れを知らせている。シデコブシは、愛知県と岐阜県で自生が確認されるモクレン科の植物。花びらと萼片合わせて10数枚を広げるやさしい花姿が印象的だ。「椛(なぐさ)のシデコブシ自生地」は、大山と雨乞山との間に位置する湿地。広さ約340平方mにおよそ200株が群生する国の天然記念物。さらに近くには「伊川津のシデコブシ自生地」もあり、約100平方mが県の天然記念物に指定されている。花は、まだほんの何輪か咲き始めたばかり。例年3月下旬から4月上旬が見頃で、花の見頃は1週間程と短い。今年は若干早めに開花、この暖かさが続けば、来週か再来週には見頃を迎えそうだ。なお、伊良湖岬周辺で「渥美菜の花まつり」を3/24まで開催中だが、花のピークはやや過ぎている。3/21からは「伊良湖フラワーパーク」で、フラワーフェスティバルが始まる。温室ではチューリップが花盛りだ。

開 随時
休 無休
料 無料
交 JR豊橋駅からバスで1時間、伊川津下車徒歩1時間
   浜松または音羽蒲郡ICから車では1時間半
駐 なし
所 愛知県渥美郡渥美町
問 05313-3-1111 渥美町役場
   0531-35-6141 伊良湖フラワーパーク http://www.toyotetsu.com/flower/