福島・山都　雪解け進む　100万株の福寿草群生地　2002.03.15

福島県の山都（やまと）町は、百名山のひとつ飯豊山（いいでさん）の玄関口、蕎麦の産地として知られている。今の季節、山あいの沼ノ平地区では、春を告げるフクジュソウが咲き始めたところだ。5haに100万株ものフクジュソウが自生する群生地では、今年は雪解けが早く、開花が1週間程早い。雪の解け始めた所から、順次、黄金色の花を咲かせている。まだ山の上の方には雪が残り、半分以上は雪の中にあるが、今の時期なら、雪の中から顔をのぞかせたばかりの花に、出会えるかもしれない。花がよく開いているのは、晴天の11:00〜14:00頃だ。群生地全体の見頃は、「福寿草まつり」の始まる3/24頃から月末にかけてとみられている。沼ノ平から車で20分程走ると、鉄分をたっぷり含む源泉湯、露天風呂や打たせ湯が楽しめる「いいでのゆ」がある。温泉に浸かった後には、食堂で手打ちの”山都そば”を味わうことも可能だ。なお、最寄り駅にあたる山都駅に”SLばんえつ物語号”が停車するのは、今春は4/6以降となる。

福島県耶麻郡山都町