福岡・筑後川河畔に広がる　陽気な菜の花の絨毯　2002.03.13

筑後川は全長143kmにおよぶ九州一の大河。福岡県久留米市の宮ノ陣橋付近から、杷木町（はきまち）の原鶴温泉付近にかけて、およそ30kmにわたる地域で、川岸に菜の花畑が見られる。久留米市では北岸が中心だが、場所によって異なり、川の流れに沿って展開する花景色は、今が真っ盛り、3月いっぱい充分に楽しめそうだ。3月下旬には、白いダイコンの花も咲き出すだろう。宮ノ陣橋の南側、「久留米百年公園」にはサイクリングセンターがあり、ナノハナや川面を眺めながら自転車を走らせるのもおすすめだ。3/17の「ちっご川菜の花まつり」では、遊覧船から岸辺のナノハナを眺めることもできる。田主丸町と甘木市にかかる両筑橋（りょうちくばし）付近は、両岸にナノハナが見られるビューポイントだったが、今年は田主丸町側が草刈りなどの影響で花が少ないのが残念だ。田主丸町内では3/23・24に「田主丸春まつり＆蔵巡り」、さらに上流の杷木町内では3/28に奇祭「泥打ち祭り」が行われるので、立ち寄ってみては。

福岡県久留米市〜杷木町、筑後川沿岸