三重・津 結城神社 華麗な紅白の枝垂れ梅 2002.02.26

三重県の津市は、古くから交通の要所として知られ、城下町として栄えてきた。早春の花の名所と言えば、約300本の優雅なシダレウメが香りを放つ「結城神社」が挙げられる。紅梅、白梅、淡い桃色、さらに一重、八重と枝垂れる花々は、現在5分咲き。そろそろ見頃を迎え、週末には満開となりそうだ。結城神社は、南北朝時代の武将結城宗広を祀る神社で、没後660年を数える。当時は祠(ほこら)であったが、その後神社として建てられた歴史を持つ。神社のシダレウメの中には、樹齢250〜300年と言われる古木が3本、趣ある姿を見せる。園内には、枝垂れの他にも、10種80本程のウメが植えられているので、こちらも併せて楽しみたい。今週末は1万数千人の来訪が予想されるので、平日か早めの時間帯に出かけよう。市内には、日本三観音のひとつ、およそ1300年の歴史を持つ「津観音」もある。昨年5月に世界平和を祈願し、純木造の五重塔を建立した。極彩色に彩られた五重塔も、訪ねてみてはいかが(内部は非公開)。

開 9:00〜17:00
休 無休
料 大人300円 こども100円
交 JR・近鉄津駅からバスで20分、結城神社前で下車徒歩1分
   JR阿漕駅からは徒歩で30分
   津ICから車で通常は20分
※ただし、ウメの最盛期週末には市内が大渋滞、津ICから神社まで車で2時間に及んだ例もあり、時間は予測できない
駐 無料 平日 200台(土・日曜 500台)
所 三重県津市
問 059-228-4806 結城神社
   059-246-9020 津市観光協会 http://www.ztv.ne.jp/tsukanko/
   059-225-4013 津観音 http://www.tsukannon.com/