熊本・天草下島 巴崎 砂嘴に咲くハマジンチョウ 2002.02.15

天草下島の北部に位置する、熊本県の苓北(れいほく)町。天草灘に突き出た富岡半島から、さらに約1.5km、くの字形に細く砂嘴(さし)が伸び、曲崎(まがりざき 別名 巴崎)と呼ばれている。早春の巴崎を散策すると、ジンチョウゲに似たハマジンチョウの花が咲いている。緑の葉の脇に咲く淡紅紫の小さな花は、控えめながらも愛らしい。2月いっぱいは花を楽しめそうだ。ハマジンチョウは温帯南部から亜熱帯の海岸に見られる常緑の低木。日本では、長崎、熊本、鹿児島、沖縄に分布し、レッドデータに挙げられている植物。巴崎には、幅およそ4m、長さ70m程の群落が2ヶ所あり、県の天然記念物に指定されている。富岡半島周辺は、富岡海中公園の地域でもあり、透明度の高い海が広がる。五和町の通詞島へ向かえば、イルカウオッチングもできる所だ。苓北町内には、気泡風呂、サウナ、家族風呂、温泉販売機などを備えた「苓北町温泉センター 麟泉の湯(TEL 0969-35-3770)」があり、西海に沈む夕日も眺められる。

開 随時
休 無休
料 無料
駐 無料100台 巴崎手前 
所 熊本県天草郡苓北町
問 0969-35-1111 苓北町役場 http://www.krnet.ne.jp/reihoku/