山梨・不老園 富士山・南アルプス望み 梅ほころぶ 2002.02.09

山梨県甲府市の小高い山の斜面、およそ5haに広がる「奥村不老園」。富士山と南アルプスが展望できる、梅の名所として知られている。約20種、3200本のウメが植えられ、現在、”寒紅梅”や白い”冬至梅”、うす紅梅の”扇流(おうぎながし)”、うす紅梅の枝垂れ梅”日月(ひげつ)”などが咲き、全体では、3、4分咲きとなった。珍しいクリーム色の”月影”も3、4輪咲き始め、これからの開花が楽しみだ。庭園はもともと、明治時代の呉服商、奥村正右衛門が別荘に使った所。一帯は質のいい安山岩を有する場所で、園内には巨大な岩も見られ、細かい石も敷き詰められている。盛り土をした上でウメやマツ、ナンテンなどが植えられた。不老園の名前は、中国の故事「不老の門を入り 奇岩銘木の間を逍遙して 長生の庵に至る」から付けられ、”逍遥の池”もある。真正面に白く輝く富士を仰ぎ、変化に富んだ園内を歩いてみたい。2/13・14には甲府市内の塩沢寺で、厄除け地蔵尊祭が行われるので、立ち寄ってみてはいかが。

開 2/1〜3/31 9:00〜17:00
休 期間中無休
料 大人500円 小学生以下200円
交 JR酒折駅から徒歩で10分
   一宮御坂ICから車で20分
駐 無料80台
所 山梨県甲府市酒折
問 055-233-5893 奥村不老園 
   055-226-6550 甲府市観光協会 http://www.e-kofu.com/