滋賀・長浜 大通寺 名刹に彩り添える 馬酔木展 2002.01.15

湖北にある滋賀県の長浜市は、歴史的な財産を活かしながら、町づくりを進め、花の名所が多い街としても知られている。現在「慶雲館」で「長浜盆梅展」、本日から大通寺の「馬酔木(あせび)展」も始まった。アセビは万葉植物の一つで、愛らしい釣鐘型の小花を房状につける植物。まだ開花は、ほんの1、2輪だが、つぼみはすでに色づいている。赤い花のつぼみは、今はあずき色のような濃い色だが、開花に伴い、次第に変化する。馬酔木展で、赤、白、ピンクの花、約80鉢が見頃を迎えるのは、2月下旬から4月上旬になりそうだ。花の見頃ばかりでなく、庭に置かれた花鉢に、雪が降りかかる様子もまた、趣き深い。伏見城の遺構と言われる大通寺は、格式ある建物や円山応挙、狩野山楽・山雪の襖絵など見所が多い。境内では、含山(がんざん)と呼ばれる、山を借景に取り込んだ枯れ山水の庭もおすすめ。午後の光に雪を頂いた伊吹山が特に美しい。すでに積雪のあった長浜は、鴨すき、鴨鍋がおいしい季節も迎えている。

開 馬酔木展 1/15〜4/18 9:00〜16:00
休 無休
料 大人300円 中学生100円 小学生以下無料
交 JR長浜駅から徒歩15分
駐 無料 2、3台 (周辺 市営有料駐車場)
所 滋賀県長浜市
問 0749-62-0054 大通寺  
   0749-62-4111 長浜市役所 http://www.city.nagahama.shiga.jp/