和歌山・白崎海岸 白い岩肌見せる岬と 水仙自生地 2002.01.08

和歌山県由良町にある白崎海岸は、蒼い海に対し、突き出る白い石灰岩の奇岩が、氷山のように美しいと形容される岬。日本の渚百選に挙げられる景勝地だ。中でも目を引く岩門、”立巌(たてご)”は、ウミネコの繁殖地としても知られている。立巌を見下ろす高台に「県立白崎青少年の家」が建ち、敷地内のあちらこちらで、スイセンの花が咲き始めている。もともと、八重咲き日本スイセンの群生地があり、新たに職員やボランティアの人たちが、2万球のスイセンを植栽したものだ。現在野生の花は3、4分咲き、植栽した一重の花は4、5分咲き、白い遅咲きのネコーションはまだつぼみの状態だ。自生する花の見所は、急崖の上にあるため、敷地内からしか見ることができない。入り口で案内図をもらって、可憐な花を訪ねてみよう。白崎海岸には、ダイビング用プール、オートキャンプ場、貝の博物館を備えた「白崎海洋公園」もある。夕日が西に傾き、海と石灰岩の岩肌を染めていくのも、ここならではの景色(日本の夕陽百選)。

開 9:00〜16:30
休 月曜 休日の場合翌日
料 無料
交 JR紀伊由良駅から車で15分
駐 無料 玄関前十数台 他にグラウンド
所 和歌山県日高郡由良町大引
問 0738-65-2351 県立白崎青少年の家  http://www.naxnet.or.jp/~wasei2/
   0738-65-0125 白崎海洋公園 http://www.naxnet.or.jp/~shira/