静岡・富士国際花園　華麗なる花のシャンデリア　2001.12.07

静岡県富士宮市の朝霧高原に、富士国際花園がある。8000平方mの広大な温室内に、世界のベゴニア1万株を栽培、あふれる色彩には圧倒されそうだ。鮮やかな赤、白、黄、オレンジから、ピンクやクリームなどのパステルカラー、縁取りのあるもの、淡いグラデーションのものと様々。一重の花から、バラのような八重咲き、カーネーションのようにフリルのある花など、多彩なベゴニアが1年中咲く、花の楽園だ。特に、頭上にこぼれんばかりに咲く、ハンギングベゴニアの華やかさは、ため息が出そう。花の美しさでは、フクシアもひけをとらない。古代インカでは、”女王様の耳飾り”と言われたアンデスの名花も、1万株栽培している。こちらもハンギングが魅力の花。紫の花びらを中に、がくにピンクのカールをほどこしたシャイン・カール、清楚なアナベル、愛らしい小花ハッピーなどひとつひとつの違いを見て歩きたい。さらに、世界のフクロウのコレクションも、27種200羽にのぼる。1日2回、花の間をフクロウが飛来するショーも行われている。

静岡県富士宮市根原