愛媛・松山　重信川沿い5kmの曼珠沙華ロード　　2001.09.21

愛媛県松山市、「杖の淵（じょうのふち）公園」（名水百選）の近く、重信川の川堤に約5kmの「曼珠沙華ロード」がある。真紅のヒガンバナは、ちょうど見頃を迎え、花のリボンが重信橋から久谷大橋の先まで、はるかに続く。18年前、浮穴（うけな）公民館館長の相原さんが中心となり、土手にヒガンバナの咲く道を作りたいと始めたものだ。重信川は一級河川のため制約があり、斜面一面に花を植えることはできなかったが、一列に植えることは許可され、地域の方たちと道沿いに点々と植えていった。球根は次第に株分かれして花数も増え、今では高速道路からでも座席の高いバスなら、花の道が見て取れる程になった。公民館では花の班・水の班・緑の班がそれぞれに活躍している。水の班は、ホタルの舞う「杖の淵公園」をめざし、小学校と協力して生息条件を整えようとし、緑の班は植樹に努めている。ゆくゆくは町おこしにも発展させたいと意欲的だ。なお、同市北部国道317号沿い、山あいの藤野、河中町に咲くヒガンバナも見頃だ。

愛媛県松山市