長野・志賀高原　横手山　青紫色のりんどう咲いて　2001.09.03

群馬県から長野県山ノ内町へと走り抜ける志賀草津道路。県境の横手山（標高2307m）は、「渋峠」や「のぞき」から、スカイレーターやリフトを利用すれば10分程で、頂上に立つことができる山だ。「横手山頂ヒュッテ」屋上からの眺めは、北アルプスの展望が特に素晴らしく、天気がよければ、富士山を拝むこともできるだろう。今の時期、志賀高原一帯で咲いているのは、青紫色のリンドウの仲間。落ち着いた色合いとつつましやかな姿が秋を告げる。エゾリンドウは高原にある全山で見頃を迎え、標高の高い横手山では、オヤマリンドウも見られる。横手山から下って行けば、小さな沼や池が点在する四十八池湿原など変化ある景色が楽しめる。志賀高原には、いくつもの登山、散策コースがあり、湿原周辺では、ウメバチソウやイワショウブも見頃を迎えている。なお、「横手山頂ヒュッテ」は、日本一の高さでパンを焼く、評判のパン屋さん。レストランではロシア料理の”ボルシチ”や”きの子雲スープ”も味わえる。おすすめのメニューだ。

長野県下高井郡山ノ内町