岩手・八幡平　花リレー続く　高山植物群落　2001.07.06

日本百名山のひとつ「八幡平」は、岩手県と秋田県にまたがる広大な高原状のアスピーテ型火山台地。アオモリトドマツの樹海、岩手山をはじめとする雄大な山々の眺め、大小の沼や豊富な高山植物など魅力あふれる地域だ。八幡平の花ごよみは、5月中頃のコメバツガザクラから、8月なかばのエゾオヤマリンドウまで、絶えることなく続く。現在見られる花は、愛らしいヒナザクラ、チングルマ、ミヤマスミレ、鮮やかな紅色が目を惹くハクサンチドリ、ピンクのショウジョウバカマなど。ニッコウキスゲは、咲き始めたところだ。両県を結ぶドライブウェイ、”アスピーテライン”の八幡平頂上からすぐに、ハイキングコースが始まる。八幡沼、黒谷地湿原へ向かう約2時間、およそ5kmのコースが花たちに出会えるおすすめのコースだ。また、6/16〜8/12の土・日曜・祝日に、案内人付きで自然散策ができる”八幡平自然散策バス”も運行されるので、利用してみては。八幡平周辺は、秘湯で知られる「松川温泉」など温泉巡りも楽しみな場所だ。

岩手県岩手郡松尾村