長野・阿智　ヘブンスそのはら1万株のコマクサ園　2001.07.02

長野県阿智村、恵那山系の標高1400〜1600mに位置する「ヘブンスそのはら」は、冬はスキー場として知られ、グリーンシーズンは、可憐な高山植物や山野草の植物園になる。現在、約700平方mの「コマクサ高山植物園」では、ピンクのコマクサ1万株が満開。7月のなかばまで楽しめそうだ。他に一帯では、エーデルワイス300株も満開、ニッコウキスゲ数百株は5分咲きとなっている。実はこれらの植物は、昨年エムウェーブで開催の”ながの「山と花」フェスタ”で展示された植物のうち、300種3万株を移植したもの。今年の展示分も加わり、トータルでは数万株に及ぶとみられる。今後もしっかり根付き、愛らしい花を高原で咲かせ続けてほしいものだ。植物園までは、富士見台高原ロープウェイを利用し、南アルプス、木曽駒ヶ岳や中央アルプスなど、山々を眺めていきたい。富士山を拝むには、さらに上へ恵那山の7合目まで登る必要がある。秋の紅葉シーズンには、ナイター営業や神坂峠への高原バス運行なども加わり賑わう。

長野県下伊那郡阿智村