大阪・万博記念公園　大賀ハス花開く　日本庭園　2001.06.28

大阪府吹田市、千里丘陵にある「万博記念公園」は、1970年に開催された”日本万国博覧会”の会場を利用、総面積約260haに及ぶ総合公園だ。北部の日本庭園は、広さ26ha、政府の出展施設として造られ、日本の造園文化の粋を集めた庭園。心字池、こい池、はす池を配し、水辺ではスイレンやハスが、涼やかに花びらを広げている。現在ハスの花は3分咲き、”大賀蓮　オオガハス”は1分咲き、7月に入ってから見頃を迎えそうだ。他に”舞妃蓮”、”酔妃蓮”、”中日友誼蓮”、”一天四海”、白やピンク、淡く縁取りのあるものなど26種、1200株が栽培されている。7月には、風流な”象鼻杯”（ハスの葉に酒を注ぎ、その茎を通して飲む）の催しも早朝行われるので参加してみては。庭園では白いクチナシやギボウシ、ピンクのネムノキ、鮮やかな朱色のザクロの花も咲き、夏の到来を告げている。園内には、抹茶と和菓子を頂く茶室もあるので、一服いかが。また、自然文化園のアジサイも満開なので、こちらにも立ち寄りたい。

大阪府吹田市千里万博公園