「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

和歌山・串本 海岸に春を呼ぶハマダイコンの花 2001.03.15

和歌山県串本町、「串本海中公園センター」のすぐ前に広がる錆浦海岸では、2月からハマダイコン(浜大根)の薄紫色の花が咲き乱れている。海岸沿い、砂礫の上に自生するアブラナ科の植物で、十字形の花が素朴で愛らしい。ハマダイコンは、温暖な串本では2月下旬ですでに満開、見頃は続いている。ハマダイコンの先にはタイドプールのある磯場、さらに黒潮の海がどこまでも広がる。串本海中公園センターは、水中トンネル式の大水槽をはじめ、ウミガメや魚類、サンゴなど400種を越える串本周辺の生物を集めた水族館や、海底6mを望む海中展望塔、さらに半潜水型海中観光船など、いろいろな方法で海の生物へアプローチできる場所。串本ダイビングパーク前は、本州最大規模とも言われるテーブルサンゴの群生を有するポイントだ。この度、水族館ではエントウキサンゴの人工飼育に成功、1mm程の赤ちゃんサンゴを半年以上かけ、ようやく数mmまでに育てた。秘蔵っ子はGW頃に特別公開の予定だ。

開 随時 (串本海中公園センター 9:00〜16:30)
休 無料 (串本海中公園センター施設利用 有料)
料 無休
交 JR串本駅からバスで約20分
駐 有料(300円)200台
所 和歌山県西牟婁郡串本町有田
問 0735-62-1122 串本海中公園センター http://www.kushimoto.co.jp/