「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

長野・赤怒田 日本一 数十万株の福寿草群生地 2001.03.12

長野県四賀村は、松本市の北に位置し、周囲を1000m以上の山々に囲まれた盆地にある村。村のHPには、ほっと安堵するような場所という意味をこめて、”胎内空間”という名称が付けられている。北アルプスの有明山や燕山を望む、赤怒田(あかぬた)地区には、日本一のフクジュソウの自生地がある。北向きの斜面には、まだ雪が残り、合間からフクジュソウが顔を出す、絶好のシャッターチャンスだ。今年は例年より、やや花も大き目、3/11から福寿草まつりも始まり、3/20頃が一番の見頃になりそうだ。花は太陽があたると開き始め、かげると閉じるので、お昼前後に訪れるのがよいだろう。ただし、天候が悪いと開かないので注意が必要だ。花は光を中心部に集めるパラボラアンテナの役割を持つと言われる。中国では、フクジュソウのことを金色の盃のようだとも称す。雪の間に間に顔をのぞかせるフクジュソウは、やがて斜面を金色に染めるようになるだろう。後からは葉がどんどん大きく伸びるので、彼岸前後に訪ねたい。

開 随時(福寿草まつり3/11〜4/1)
休 無休
料 無料
交 JR松本駅から化石館行きまたは保福寺行きバスで40分、徒歩7分
駐 有料300台(300円)
所 長野県東筑摩郡四賀村
問 0263-64-4423 (まつり期間中本部 10:00〜15:00)
  0263-64-3111 四賀村役場 http://www.cnet.ne.jp/tainai/default1.html