「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

和歌山・紀州田辺梅林 山あいに香る梅の花  2001.02.21

紀州梅の産地、和歌山県田辺市の石神地区には、広さ150ha、一目30万本と称される紀州田辺梅林がある。標高約400mの大蛇峰周辺斜面に広がる白梅は、現在まだ1分咲き、1週間前からほとんど変わっていない状態だ。一帯をウメの花が覆い尽くし、山里に春が届くのは、もう少し先。月末から3月はじめになるかもしれない。三方を山に囲まれた梅林から、展望台までは往復40分、途中には菅原道真ゆかりの京都北野天満宮から分霊された「紀州天満宮」も建てられている。展望台からは前方に黒潮を望み、晴れれば四国まで見渡せる場所だ。田辺市は、備長炭発祥の地とも伝えられる。奇絶峡から龍神村へ向かう途中に「道の駅 紀州備長炭記念公園 」があり、木炭の歴史や文化、科学などについて解説する発見館や予約制で炭焼きや風鈴の手作り、バーベキューを楽しむこともできる。なお、隣の南部川村、日本一と言われる南部梅林では、日当たりのよい場所で6、7分、他は2、3分咲きの開花状況だ。

開 随時 2/7〜3/4
休 期間中無休
料 無料 
備 紀州備長炭記念公園 0739-36-0226
交 祭り期間中 JR紀伊田辺駅から観梅バスで35分
駐 有料 500台
所 和歌山県田辺市石神
問 0739-22-5300 田辺市役所 http://www.aikis.or.jp/tanabe/index.html
  紀州田辺梅林テレホンサービス 0739-22-3100