「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

栃木・喜連川 雪解けて 顔をのぞかす 座禅草 2001.02.16

栃木県の喜連川(きつれがわ)町、穂積一本木地区の矢野さん方裏山、手作りの橋を渡った奥に、ザゼンソウの群生地がある。200平方m程と大規模ではないが、雑木林の中に味わい深い花姿が見られる。満開も間近だ。暗紫色の仏炎苞(ぶつえんほう)の中に、黄色い花(肉穂花序)をかかえ込むザゼンソウは、ミズバショウと同じサトイモ科。ミズバショウが白い妖精と称されるのに対し、ザゼンソウの別名は達磨草。どちらも花を終えてからびっくりするような大きな葉を広げ、その変容ぶりには驚かされる。さて、喜連川町は、城下町として800年の歴史を持つ。今でも”御用堀”が残り、コイが優雅に泳いだり、”寒竹囲い”の家並みなども見かけられる。城跡のお丸山山頂、地上40mの喜連川スカイタワーからは、日光、那須、八溝の山々や筑波山、運がよければ、富士の姿を拝めるかもしれない。帰路には喜連川温泉で一風呂浴びてはいかが。

開 随時
休 無休
料 無料
交 東武氏家駅から車で30分
駐 周辺 一本松公民館(数台)
所 栃木県塩谷郡喜連川町
問 028-686-6612 喜連川町役場 http://www.aim-inc.co.jp/kitsuregawa/khome.html