「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

高知・福寿草の里 膨らむつぼみに 雪降りかかる 2001.02.14

高知県大豊町、梶ヶ森の東に位置する、南大王の「福寿草の里」(標高700〜800m)は、2haに5万株もの花が群生する、西日本きってのフクジュソウの名所。ようやく穏やかな日が続いて、ぽつりぽつりと黄色い花が咲き始めたばかりの山里に、本日は白い雪が降り始めている。光を求める花にとっては、無常な雪だ。まもなく「福寿草まつり」が始まるが、春の訪れはもう少し先になりそう。斜面を輝かす花の見頃は、2月下旬から3月はじめになるだろう。大豊町には他にもいくつか見所がある。福寿草の里に立てば、川の対岸に、八畝(ようね)の棚田風景が見て取れる。梶ヶ森の中腹まで登れば、龍王の滝(日本の滝百選)があり、今の季節だと全面氷結もありうると言う。1400mの頂上付近は積雪20cmを超え、霧氷や樹氷などが見られる所だ。また、八坂神社には、樹高約60m、根回り20mの日本一の大杉(天然記念物)が今も成長を続けている。

開 福寿草まつり 2/18〜3/18 8:00〜17:00
休 期間中無休
料 入山料300円
備 福寿草を育てる会 0887-74-0324 祭り期間中のみ
交 JR豊永駅から車で20分
駐 無料70台
所 高知県長岡郡大豊町南大王
問 0887-72-0450 大豊町役場  http://www.inforyoma.or.jp/reihoku/OTOYO/