滋賀・長浜　湖北の風物詩　歴史重ねる盆梅展　2001.02.06

滋賀県長浜市は、琵琶湖の東岸に位置する交通の要所。豊臣秀吉ゆかりの城下町、港町、門前町、宿場町など多彩な側面を持つ。歴史的文化遺産の多い町だ。早春の花の見所は、「慶雲館」で開催中の「長浜盆梅展」。今年で50回を数え、樹齢400年を超す古木や幹周りが2mもあるようなウメなど、風格漂う盆栽が展示されている。長浜市保有の盆梅は約200鉢、そのうち早咲きのものから順次90鉢程ローテーションで展示される。現在本館会場で3分咲き、新館の「梅の館」は7分咲きで見頃にかかってきた。2/10からはライトアップも始まり、趣の異なるウメの姿を愛でることができるだろう。盆梅展の季節には、琵琶湖の大津〜長浜で”雪見船”、陸路では米原〜木ノ本の間で”SL北びわこ号”も運行される。また、「慶雲館」の向かいには、現存する日本最古のモダンな駅舎、旧長浜駅舎がある。隣接してSL展示や延長60mのトラックを鉄道模型が走る「長浜鉄道文化館」が昨年オープン、こちらにも立ち寄ってみたい。

滋賀県長浜市