「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

高知・伊野 菜の花100万本 田園地帯を染める 2001.01.29

高知県伊野町は、仁淀川のほとり、高知市と土佐市に隣接する町。のどかな田園地帯に、5ha、100万本のナノハナ畑がどこまでも広がる。現在花は5〜6分咲き、見頃はまだこれからだ。1/27・28に「ふれあい菜の花まつり」が行われたが、2/3・4には山菜、しいたけ、みょうが、菜の花などの田舎寿司や漬物、周辺の農産物を販売する店が出る。もともと一帯は、農家の方から借りている土地。そのため花が見られるのは、2月いっぱいまでに限られる。以後、刈りとられるか、畑に鋤きこまれてしまうそうだ。新しい作物が植えられるまでの花風景、ほのぼのとした情景は今のうちに見ておきたい。伊野町の特産と言えば、土佐和紙がある。5月には、町を流れる仁淀川に、和紙や不織布で作られた色とりどりの鯉のぼりが泳ぐユニークなイベント、ふるさとイベント大賞受賞の「仁淀川紙のこいのぼり」も行われる。「いの町紙の博物館」では、手漉き和紙づくりに挑戦したり、和紙で作られた絵葉書、和紙人形、文箱、各種ケースなども購入できる。

開 随時
休 無休
料 無料
備 088-893-0886 いの町紙の博物館  http://www.tosawasi.com/index-2000.shtml 
交 JR伊野駅から徒歩10分
所 高知県吾川郡伊野町沖田
問 088-893-1115 伊野町役場 http://www.ino.org/