和歌山・串本　日本水仙の花咲く　紀伊大島　2000.12.18

本州の最南端、和歌山県串本町の沖合いには、紀伊大島が浮かび、今では「くしもと大橋」により、簡単に大島に渡れるようになっている。島の東端には日本最古の石造り、樫野埼灯台があり、付近では、ニホンズイセンが咲き始めている。自生、植栽合わせて11万本の花は、現在5分咲き、これから1月にかけて、すがすがしい花風景を楽しむことができるだろう。海に面する串本町は朝日、夕日のビューポイントが多く、紀伊大島の樫野埼、海金剛（日本の自然百選）からの朝日をはじめ、潮岬の灯台付近などから眺める朝日や夕日、串本海中公園展望塔に沈む夕日などがある。中でも、初日の出のおすすめは、天然記念物、橋杭岩の間から昇る朝日だろう（日本の朝日百選）。海岸から沖合い850mに点在する豪快な橋杭岩をシルエットにした朝焼けの光景は、ここならではのものだ。新年を海で迎えたい方は、串本海中公園のダイビングパーク（TEL　0735-62-6091）で、12/31〜1/1にかけてカウントダウンダイビングや水中カルタとり大会も行われる。

和歌山県西牟婁郡串本町