徳島・由岐　日本水仙の花だより　早くも届く　2000.12.05

徳島県の由岐（ゆき）町は、室戸阿南海岸国定公園に指定された、リアス式海岸が続く海沿いの町。「お水大師」にほど近い、太平洋を眼下に見渡す「お水温泉　お水荘ヘルスピア」の花畑では、例年よりも少し早く、ニホンスイセンがちらほら咲き始めている。12月下旬頃から見頃に入り、4ha、100万本ものスイセンが一番の見頃を迎えるのは、来年1月中旬から下旬となりそうだ。一面に広がる花の香りと可憐な姿を待ち望みたい。花畑は、春には100万本のポピー、秋には200万本のコスモスでも知られる花の名所。一方、ヘルスピアは温泉を含む17種のお風呂に、ウォータースライダー、室内温水プールも備えたクアハウス。露天風呂から太平洋の眺望を楽しんだり、名物イノブタ料理も味わえる施設だ。海の美しい由岐町で初日の出を見るなら、「田井の浜海水浴場」付近や「潮吹き岩展望台」、山で迎えるなら標高442mの明神山がおすすめポイント。天気がよければ大鳴門橋が見える場合もある。

徳島県海部郡由岐町阿部