「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

鹿児島・東洋のナイアガラ 曽木の滝と紅葉 2000.11.25

鹿児島県大口市、川内川(せんだいがわ)の上流にかかる「曽木の滝」は、別名”東洋のナイアガラ”。本家には及ばずとも、水量が豊富で高さ12m幅210mにわたって、岩々の間から轟き、流れ落ちる様は、なかなかのもの。特に雨後は迫力満点だ。滝周辺は、公園として整備され、モミジやイチョウ、ハゼなどの木々が紅葉の見頃を迎えている。春はサクラやツツジの花の見所であり、自然歩道もある。近くの「曽木の滝温泉センター 旅亭遊膳」(TEL 09952-2-1525)で一汗流すことも可能だ。大口市は焼酎発祥の地と言われ、国道268号沿い郡山八幡神社の隣に、「大口市焼酎資料館 木樽」がある。面白いのは、この神社で解体修理時に見つかった棟木札。「座主(寺務を統括する主席の僧職)がけちで一度も焼酎を飲ませてくれなかった」という室町時代の落書きが残され、最古に焼酎の文字が使われたという貴重な民俗資料となった。食べ物ならぬ酒の恨みは怖いぞということか。焼酎などの土産品は、国道を北上した「夢さくら館」で。

開 随時
休 無休
料 無料
交 JR水俣駅からバスで1時間10分、大口バスセンター乗り換え20分曽木の滝下車
駐 無料 約130台
所 鹿児島県大口市
問 09952-2-1111 大口市役所