埼玉・神泉　冬桜と天然記念物の三波石峡　2000.10.28

埼玉県神泉村は、フユザクラの名所として名高い群馬県鬼石町と県境を接する町。城峯公園にはおよそ300本のフユザクラがあり、今年は例年より早めに開花、現在4、5分咲きとなっている。冬に咲く桜は他の地方にも見られるが、鬼石や神泉のフユザクラは春にも咲き、年に二度咲く珍しいサクラだ。これから11月いっぱいまで淡いピンク色の花が順次咲いていく、12月中頃まで見られる場合もあるという。10/29の「冬桜まつり」では、アトラクション、味コーナー、特産品販売コーナー、丸太を切ってのアクセサリー作りなどの催しを開催する。展望台に上れば神流（かんな）湖も間近に見え、ハイキングコースとしては緑色を帯びた岩盤が美しい緑泥片岩が見られる三波石峡へも足を延ばしたい。ただし、天然記念物のため、河原の小石ひとつ持ち帰るのもご法度だ。神泉村の紅葉は今、始まったばかり、11/5〜11/10頃には見頃を迎えそうだ。秋の一日、1時間半ほどの三波石峡〜神流湖〜城峯公園コースを歩いてみてはいかが。

埼玉県児玉郡神泉村矢納