「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

宮城・鳴子 こけしと湯の町 鳴子峡の紅葉 2000.10.25

宮城県鳴子町、鳴子温泉駅から車で5分、国道47号沿いに鳴子峡がある。高さ100mもの切り立つ断崖が2.5kmにわたって続くV字谷だ。現在紅葉シーズンの真っ盛り。モミジやウルシ、カエデなどが赤や黄、オレンジ色に染まり、錦を織り成す。峡谷の岩肌や常緑のマツが色彩をより引き立てている。大谷橋から中山平入り口まで、およそ1時間。猿の手掛岩、衝立岩、虫喰岩などの奇岩を眺めつつ歩いてみたい。大深沢橋や見晴らし台からの眺めもおすすめだ。鳴子峡入り口には、「日本こけし館」がある。東北地方のこけし約4000体の他、木地玩具も展示。鳴子こけしの特徴は、頭と体のバランスがよく、端正な顔立ち、描かれる模様は菊に限られるという。首を左右に振るとキュッキュッと音もする。絵付け体験(1000円)や、こけしの即売もしているので、旅の思い出にいかが。鳴子温泉駅近くには、鳴子温泉神社の御神湯として千年の歴史を持つ、共同浴場「滝の湯」がある。温泉郷全体では374の源泉が湧く湯の町だ。

開 随時
休 無休
料 無料
備 日本こけし館 0229-83-3600 冬期休業 8:30〜17:00 320円
  滝の湯 7:30〜22:00 150円
交 JR鳴子温泉駅から車で5分で大谷橋
駐 無料駐車場 峡谷各所
所 宮城県玉造郡鳴子町
問 0229-82-2102 鳴子町観光協会