山梨・大和　蕎麦切り発祥の郷　山間のソバ畑　2000.09.06

山梨県大和村は、武田勝頼ゆかりの地。ブドウで有名な勝沼町に隣接し、果樹栽培も行われている村だ。6月なかばと9月には、村内に点在するソバ畑で可憐な花が咲く。大菩薩峠に向かう道筋には、蕎麦切り発祥の地、天目山栖雲寺がある。周辺のソバ畑（13a）では、白い花が7、8分咲き、今週末から来週なかばにかけて見頃となるだろう。華やかではないが、心和むような風景だ。ハイキングには、近くの竜門峡遊歩道、湯ノ沢峠や富士の眺望が素晴らしい大蔵高丸へと続く登山道もある。「村営日川渓谷レジャーセンター（TEL　0553-48-2455）」の「天目庵」で、石臼挽の手打そば（730円）を食べたり、天目山温泉「やまとふれあいやすらぎセンター（TEL　0553-48-2000　水曜休　700円）で一風呂浴びるのもいかが。村では紅葉の頃に「武田陣中ほうとう祭り（11/12）」が行われる。今では山梨の郷土料理としてすっかりお馴染みの”ほうとう”だが、もともとは、武田信玄が軍用食として考案したと伝えられている。

山梨県東山梨郡大和村