宮城・仙台　野草園　ハギの花ちらほら開花　2000.08.30

宮城県仙台市太白区にある野草園では、初秋を彩るハギの花がちらほら咲き始めている。例年より遅れ気味で、見頃は「萩まつり」の行われる9月なかばになりそうだ。野草園は、昭和29年に開設の歴史を持ち、広さ9.5haの起伏に富んだ地形には、野草など800種、樹木350種が植えられている。オミナエシ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマなどは、今がちょうど見頃、リンドウの開花はもう少しといったところだ。野草園のハギは、ミヤギノハギ、ニシキハギ、ミヤギノシロバナハギなど10数種約1000株、色合いとしては紅ハギが多い。優雅なミヤギノハギのトンネルや、種々のハギが枝垂れる萩の道、萩の山などが作られている。仙台地方は古くから”宮城野の萩”と詠まれたハギの名所。「萩まつり」では、俳句、短歌、川柳を募ったり、琴や尺八、横笛、管弦楽の演奏や野点などがある他、9/12の”月見の会（17:00〜）”には、句会が行われ、草笛の調べも流れる。

宮城県仙台市太白区茂ヶ崎2-1-1