「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

奈良・奈良公園 サルスベリの花と夜の燈花会 2000.07.29

奈良県奈良市の中心部にある緑豊かな公園は、愛らしい目をした鹿が遊び、興福寺の五重塔や東大寺の大仏など文化遺産に囲まれた広大な場所だ。真夏の公園を彩るのはサルスベリの木。鮮やかな紅から、ピンク、白、紫色を帯びた花まで合わせて350本の木々が、公会堂周辺や浮見堂のある鷺池のほとりに植えられている。今年は開花が遅れ、まだ咲き始めだが、8月なかばには見頃となるだろう。”百日紅”の名前通り、咲き始めると夏の間ずっと花を楽しむことができる木だ。打って変わって夜の奈良公園は、幻想的な光の世界につつまれる。7〜10月までライトアップ、昨年から始まった「なら燈花会(とうかえ)」のろうそく4000の灯りが、今年も闇夜に浮かび上がる(8/6〜8/15)。螢に見立て池に灯りを浮かべたり、竹筒にともしたり、趣きの異なる4つのエリアを散策したい。8/14・15は「春日大社中元万燈籠」、8/15には「東大寺万燈供養会」と高円山の「大文字送り火」も重なるので、夏の夜の風物詩を心ゆくまで楽しみたい。

開 随時 (なら燈花会8/6〜8/15 19:00〜21:30 荒天中止)
休 無休
料 無料
備 なら燈花会 http://www1.sphere.ne.jp/naracity/j/whatsnew/To-kae/To_top.html
交 近鉄奈良駅から徒歩20分で鷺池
駐 県営有料 800台(1000円)
所 奈良県奈良市
問 0742-22-0375 奈良公園管理事務所