高知・モネの庭　夢を咲かせた青いスイレン　2000.07.14

高知県の「北川村　モネの庭　マルモッタン」は、印象派の画家、クロード・モネの庭”池の庭”・”花の庭”をモデルに作られた庭園。2ヘクタールに常緑樹、落葉樹、花木など2万本の植物を植栽している。親日家のモネは、フランスのジべルニーに、スイレンの花が咲く美しい日本風の庭園を造り、世界から珍しい植物を取り寄せ、温室を建て、庭師を雇い、作品を創作するように、庭作りにも情熱を傾けたという。「睡蓮」を題材にした作品はあまりにも有名だ。熱帯性の青いスイレンの花を庭で咲かせるのが夢だった、モネの幻のスイレンが、今年、南国高知で花開いた。すがすがしい6輪の青い花、5個のつぼみが水辺を飾っている。園内では赤、白、黄、ピンクのスイレンも見られる他、”花の庭”では、モネパレットと呼ばれるヒマワリやマリーゴールド、ブルーサルビア、黄花コスモスなどが咲き乱れている。”クロード・モネ”と命名されたバラ（ピンクと白がマーブル状になった花びらを持つ）が咲く季節も楽しみにしたい。

高知県安芸郡北川村野友甲