三重・和具大島　沖合に浮かぶハマユウの島　2000.07.10

三重県志摩町の沖合3kmにある和具大島は、広さ約2ヘクタールの無人島。島と海を舞台に旧暦6/1に、”潮かけ祭り”（別名”じんじん”今年は7/1・2）という海水を掛け合うユニークな祭りが行われる。島は祭りの頃から咲き始めるハマユウ（ハマオモト）4万本の群落地として有名で、約80種10万本もの植物が自生する花の島だ。青い海原をバックに白いハマユウが夏を謳歌するように咲く。花の群落風景は、7月下旬〜8月末まで楽しめそうだ。周辺の海は、海女が潜る豊かな漁場でもあり、4/1〜9/14のシーズンには、海女が息継ぎする際の”海女の磯笛”（日本の音100選）が、麦崎灯台付近で聞かれる。同町の御座白浜（ござしらはま　日本の水浴場55選）は、遠浅の美しい海水浴場、夕日のビューポイント阿津里浜（あづりはま）付近は、海水浴の他、潮溜まりで遊んだり、釣りができる。近くには志摩オートキャンプ場（TEL　0599-85-6500　http://www.sonic.ne.jp/~azuri/）、小高い金比羅山に登れば、英虞（あご）湾や熊野灘、志摩半島の展望が開ける。

三重県志摩郡志摩町和具