「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

北海道・野付半島 エゾカンゾウ咲き乱れる 2000.07.07

北海道の東、知床と根室半島のほぼ中程に、28kmと大きく弧を描いた日本最大の砂嘴(さし)、野付半島がある。最果ての地に、立ち枯れたトドマツが一種独特な雰囲気を醸し出すトドワラでも有名な場所だ。半島の先端部分にある原生花園では、現在エゾカンゾウの大群落が6、7分咲き、今週末から月末にかけてが花の見頃となるだろう。鮮やかなヒオウギアヤメ、ハマナス、センダイハギも群生している。どこまでも続く空のもと伸びやかに広がる花風景は、ここならではのものだ。のんびり観光花馬車に揺られていくのもいいだろう。原生花園に向かうルートには、陸路の他、尾岱沼から30分程の遊覧船を利用することもできる。これからはゴマフアザラシをかなりの確率で見られる時期に入るので楽しみだ。また、一帯は6〜7月下旬にかけて、北海シマエビの最盛期にあたり、三角帆を立てた小舟”打瀬(うたせ)舟”で漁をする様子も見られる。

開 随時
休 無休
料 無料
備 ・観光花馬車 片道500円 ・遊覧船 片道1400円
交 JR厚床駅からバスで中標津、バス乗り換えで標津まで1時間50分、さらに終点トドワラ入り口まで30分
駐 無料 40台
所 北海道野付郡別海町
問 01537-5-2111 別海町役場