奈良・矢田寺 石段の傍らに七色の紫陽花 2000.06.10
奈良県大和郡山市の矢田寺は、奈良時代建立と伝えられる古刹。奈良盆地の西、丘陵地帯に位置し、南には法隆寺のある斑鳩の里、さらに西には生駒山、信貴山が連なる生駒山地がある。正式には金剛山寺と言い、”矢田のお地蔵さん”、近畿地方を代表する”あじさい寺”としても親しまれている。緑の木々に囲まれた境内には、日本アジサイ、西洋アジサイ、ガクアジサイおよそ60種8000株のアジサイが植えられ、現在3、4分咲き、来週あたりから見頃を迎えそうだ。苔むした石段の両側には、七色のアジサイが続き、上り行く道を振り返れば奈良市街も眺望できる人気スポットだ。真っ赤なよだれかけをしたお地蔵さんの傍らに、こぼれんばかりにアジサイが咲く、絵になる風景も展開する。各坊では、予約をすればあじさい弁当やあじさい御膳、精進料理などがいただける。寺は、県立矢田自然公園の中にあり、周辺には大和地方の生活文化を体験できる民族博物館や民族公園がある。
開 8:30〜17:00 休 無休 料 大人400円 こども200円 備 大門坊 あじさい弁当2400円 交 近鉄郡山駅から矢田寺前行きバス20分、徒歩10分 駐 有料 周辺 所 奈良県大和郡山市矢田町
 問 0743-53-1445
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