栃木・花之江の郷　初夏の水辺を彩る睡蓮　2000.06.02

栃木県津賀町の「花之江の郷」は、和菓子店「もめん弥」が造った「野の花自然植物園」。園内は”山・郷・林・湿地”の4ゾーンに分かれ、春夏秋冬、それぞれの季節に咲く花を楽しめる所だ。今の時期はアヤメが終わり、濃淡のピンク色をしたスイレンや黄色いコウホネが水辺を飾る。他に、キョウガノコやトリアシショウマ、ニッコウキスゲの花も見られる。これから、ハナショウブや黄色いスイレンなども咲き始め、水辺が一層華やぐ季節だ。緑に囲まれた園内では、池にメダカやタナゴ、ドジョウなども生育するため、カワセミやアオサギが飛来し、6/1には、レストラン前にノウサギまで顔をのぞかせたそうだ。6/10〜6/18にかけては、アジサイと初夏の山野草展、6/24・25には、愛らしいウチョウラン（羽蝶蘭）の展覧会が開かれる。さらに「花之江の郷」では、開園10周年を記念して、6/3・4に語り部による”遠野の昔語りにふれる”講演会も行われる。

栃木県下都賀郡都賀町大柿1312