高知・中村市トンボ自然公園　水辺に咲く花　2000.05.30

高知県中村市、四万十川近く「トンボ自然公園」のある池田谷地域は、74種のトンボが確認され、種類密度日本一のトンボ王国。”トンボと自然を考える会”や中村市が一帯約50ヘクタールの整備をすすめる、世界初のトンボ保護区だ。現在、約4ヘクタール、トンボ誘致池は2.5ヘクタールにおよぶ。トンボが舞う水辺には、カキツバタや赤、白、黄色のスイレン、数千株のハナショウブ、コウホネや絶滅危惧種のヒメコウホネなどが咲く。トンボの生息できる環境は、人もホッと息つくことができる所だ。トンボを観察するには、晴天の風がない午前中や日没頃がおすすめ。タヌキモやハスが咲く、梅雨明けから8月にかけての黄昏時、ネアカヨシヤンマやマルタンヤンマなどの群飛（ぐんび）は圧巻だ。コフキヒメイトトンボやチョウトンボも見られるようになる。公園HPの各月の情報や中村市HPのトンボ図鑑を見て出かけたい。園内の「とんぼ自然館」では、世界のトンボ800種、3000点の標本も展示している。

高知県中村市具同8055-5