新潟・斑尾高原　原生花園に咲く湿原の花　2000.05.25

長野県飯山市と新潟県妙高村にまたがる斑尾高原では、雪解けとともに待ちわびたように花が咲き出す。北麓の妙高村側19ヘクタールに湿原がひろがる。標高870メートルの原生花園では、ミズバショウ、リュウキンカ、ミツガシワから、カキツバタへと花のバトンが移っていくところだ。カキツバタは6月いっぱい、青紫色の花を楽しめそうだ。飯山市側の高原には希望湖（のぞみこ）があり、のんびりボートで遊んだり、斑尾山や妙高山、展望台に上って日本海を望んでみたい。国道292号沿いの「かじか亭」（TEL　0269-67-2500　火曜休）では、ヤマゴボウでつなぐ”富倉そば”、大根の味噌漬、ゼンマイ、シイタケの油いためやクルミの乗った押しずし”笹ずし”はいかが。さらに北部には、ブナの原生林で有名な鍋倉高原（長野県自然百選1位）がある。樹齢200年を超えるブナが400ヘクタールにわたる高原では、ブナの芽吹きが始まっている。関田峠付近は、現在残雪1メートル、車の通行止め解除は6/1からだ。

新潟県中頚城郡妙高村