北海道・滝上　シバザクラとメルヘンの町　2000.05.22

北海道滝上町は、道中央よりやや北に位置し、”童話村”をコンセプトに町づくりをすすめている。山の斜面にある滝上公園は、シンボル的存在。昭和30年代から植えられ始めたシバザクラの花園は10ヘクタールにおよぶ。ピンクの濃淡や白い花と緑の木々、サクラの花やシラカバの木が織りなす風景は、おとぎ話の世界へ入り込んだよう。現在、シバザクラは7分咲きで、これから来週にかけてが一番の見頃となりそうだ。シバザクラは一面に広がる色彩の美しさだけでなく、香りを放ち、一つ一つの花も愛らしい。展望台に上れば、藻瀬狩山（もせかりやま）、天塩岳、北見富士などの山々が見渡せる。滝上町は渚滑川（しょこつがわ）の渓谷、北海道観光百選「錦仙峡」の上部に市街地がある町を意味している。川に架かる旧国鉄の鉄橋をリメイクした2階建て「虹の橋」からは、15分毎の放水で虹が見られ、シバザクラと渓谷も眺められるビューポイント。他に道の駅「香りの里・たきのうえ」もメルヘンチックな外観だ。

北海道紋別郡滝上町元町