「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

東京都薬用植物園 花開く幻の青いケシ   2000.05.11

東京都小平市の東京都薬用植物園では、ヒマラヤの標高4000メートル以上の山で咲く”幻の青いケシ”メコノシス・ベトニキフォリアが開花している。ヒマラヤの空を彷彿させる美しいブルー・ポピーの花は、5月下旬まで楽しめそうだ。薬用植物専門の園内では約1ヘクタールに、ロックガーデン、ハーブ園、温室、冷房室などがあり、製薬原料植物の他、ラン科のバニラ、コショウなど香辛料や、カカオ、コーヒーなど日常生活でおなじみの名を見つけることもできる。色とりどりの花が咲く薬用植物と名札を見比べると、植物と日々の暮らしが切り離せないこともわかるだろう。現在花が見られるのは、ハーブティーに使われるカミツレ(カモミール)やマンネンロウ(ローズマリー)、ドイツアヤメなどのハーブ類。他にイカリソウ、カントウタンポポ、ネギ、アマドコロなど民間薬に使われる植物、サクラソウ、ラショウモンカズラ、エビネ、フタリシズカ、ヒメシャガや、林の中にヤマツツジ、ハナイカダ、オダマキなども咲く。

開 4〜9月 9:00〜16:30 10〜3月 9:00〜16:00
休 年末年始 (薬事資料館土・日曜・祝日)
料 無料
交 西武拝島線東大和市駅下車徒歩2分、またはJR立川駅北口から西武バス南街方面行きで20分都立薬用植物園前下車
駐 無料 30台
所 東京都小平市中島町21-1
問 042-341-0344