佐賀・唐津　鏡山ドライブウェイの桜並木　2000.04.05

勇壮な”唐津くんち”や素朴な味わいを持つ”唐津焼”でお馴染みの城下町、佐賀県唐津市。玄海灘を見下ろす標高284メートルの鏡山では、サクラが8分咲きだ。つづら折りのドライブウェイ5キロメートルに桜並木が続き、山頂の公園と合わせて2550本が植えられている。頂上からは、緑の山を彩る桜色のリボンと、その先に深緑色のこんもりとした「虹の松原」（日本三大松原・日本の渚百選・白砂青松百選）、さらに海原の向こうには壱岐の島も見渡すことができる。「虹の松原」は、400年程前に唐津藩主が防風防潮のために植えさせたと伝えられ、およそ幅１キロメートル、全長5キロメートル、100万本の松が見られる。緩やかなカーブを描くことから「虹の松原」と名づけられ、緑濃い林はバードウォッチングも楽しめる場所だ。「虹の松原」に沿って、松浦川の河口へ向かうと、唐津城の石垣を飾る260本のサクラも見頃を迎えている。

佐賀県唐津市鏡