「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

群馬・岩宿の里 稲荷山カタクリ群生地 2000.03.31

群馬県笠懸(かさかけ)町にある標高188メートルの稲荷山、北斜面2.4ヘクタールにはカタクリが群生し、現在3分咲き、見頃は4/5頃になりそうだ。周辺ではアズマイチゲの花も見られる。稲荷山がある「岩宿(いわじゅく)の里」は、今から50年前、相沢忠洋氏により旧石器時代の遺跡が発掘された場所。当時の学会の定説を覆し、縄文時代以前にも数万年前に日本に旧石器文化が存在したことを、最初に立証した遺跡だ。今では一帯を公園として整備、地層断面や再現された旧石器時代の住居などを見学できる。「笠懸野岩宿文化資料館」(TEL 0277-76-1701)では、古代への探究心によって発見された品々から、遠く太古へと思いを馳せてみたい。帰路には、温泉「かたくりの湯」(TEL 0277-76-1126 10:00〜20:00 500円)や温泉スタンドに立ち寄ってみては。カタクリに続く”鹿の川沼のサクラ”は、まだ咲いていないが、来週には開花しそうだ。笠懸町では、9月下旬〜10月上旬に咲くヒマワリ畑も見所だ。

開 随時 (カタクリさくらまつり 3/25〜4/10 9:00〜17:00)
休 無休
料 無料
交 JR岩宿駅から徒歩15分
駐 無料185台 (まつり期間 周辺約500台)
所 群馬県笠懸町
問 0277-77-7112 笠懸町役場 (開花状況 0277-76-4000)