「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

高知・中村 菜の花と清流四万十川 2000.03.29

日本最後の清流と言われる四万十川は、四国を代表する大きな川。太平洋へと注ぐ中村市では、周囲の自然とともに、ゆったりと豊かな表情を見せている。遊覧船や屋形舟などがあり、船べりから眺める景色も風情がある。川沿いの「菜の花サイクリングロード」では、ナノハナがちょうど満開となり、春風とともに花畑を走り抜けていくのも心地いいだろう。さらに、上流の今成(佐田)沈下橋まで50分程の「森林浴サイクリングコース」もある。増水時に橋が流されないよう工夫された沈下橋は、四万十川ならではの情景だ。今の時期、サクラの名所為松公園の花は、ほころび始めたばかり、開花が待たれるところだ。また、世界初のトンボ保護区「中村市トンボ自然公園」(TEL 0880-37-4110)の本格的なシーズンはこれからだが、アオサナエなど4月上旬に姿を見せる種類もいる。貴重なトンボが暮らせる環境は、人にとっても大切な環境と考えられるだろう。トンボ館では、世界のトンボの標本も展示されている。

開 随時
休 無休
料 無料
備 レンタサイクル 5時間600円
交 土佐くろしお鉄道中村駅から自転車で5分
駐 特になし
所 高知県中村市不破
問 0880-34-1111 中村市役所