「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

石川・猿山雪割草群生地 ミスミソウ開花 2000.03.21

奥能登の門前町には、ミスミソウ(別名雪割草)の一種スハマソウの群生地がある。規模は日本有数、猿山の灯台付近から深見集落に至る3.4キロメートルの自然歩道があり、特別保護地区のスハマソウを見ることができる。花はようやく一分咲き程度、月末頃に見頃となるだろう。ミスミソウはキンポウゲ科の植物で、名前のように三つの角がある葉を持ち、早春を代表する可憐な花だ。灯台付近には白い花、遊歩道沿いにはピンクや紅紫色の花も見られる。魅力的な花だが、貴重な自生地、くれぐれも遊歩道から踏み出さないように見て行きたい。門前町には、曹洞宗の大本山総持寺があり、すぐ裏手に名水百選のひとつ古和秀水(こわしゅうど)の霊水が湧く。能登半島でとれたそば粉と山芋、名水で作られた門前そばも有名だ。鳴き砂で知られる白砂が美しい琴ヶ浜や、町営温泉、露天風呂のある「門前じんのびの湯」(TEL 0769-42-2050 9:00〜21:00 水曜は17:00〜 450円)へも立ち寄ってみては。

開 随時
休 無休
料 無料
交 門前町中から車で45分さらに徒歩10分
駐 無料(灯台周辺20台)
所 石川県鳳至郡門前町
問 0768-42-1111 門前町役場