「山旅倶楽部」で広がるアウトドアライフ

栃木・三毳山 アズマイチゲとカタクリの花 2000.03.20

栃木県佐野市東部にある三毳山(みかもやま)は標高229メートル、万葉の昔から歌に詠まれた美しい山。北斜面のカタクリ群生地は、1.5ヘクタールに100万株あり、「万葉自然公園かたくりの里」として整備されている。現在は、アズマイチゲが白い花を咲かせ、カタクリの花はようやく開花したばかり。雑木林の足元一面がピンクの花で覆われるのは、今週末から月末にかけてだろう。4月になれば、カタクリを追うように白いイチリンソウやニリンソウ、チゴユリも咲き始める。夏にはヤマユリやキツネノカミソリ、秋にはキバナアキギリ、ヤマトリカブトの花と、それぞれの季節に花を楽しめる場所だ。尾根伝いに南下するハイキングコースでは、竜ヶ岳から日光連山なども眺望できる。佐野市には出流原弁天池湧水(日本名水百選)があり、おいしい水とラーメンでも有名。青竹打ちの自家製麺に澄んださっぱり味のスープを味わって帰りたい。

開 随時
休 無休
料 無料
交 JR・東武佐野駅から車で20分
駐 有料200台(500円)
所 栃木県佐野市町谷町
問 0283-21-1187 万葉自然公園かたくりの里